アメリカの不良娘・ベッキー Vol. 8

結局その日は、これからの僕の方向性を見いだせるようなアドバイスを斉さんから貰う事は出来なかった。

と言うのも 斉さんは、あれからずっと笑いっぱなしだったから。

後から聞いたんだけど、ベッキーの家に行ってみんなでブッ飛んだときに 斉さんはこっそり葉っぱを持ち帰ったんだそうな。それを独りで楽しんでいるところへ 僕が相談に行ったと言う訳で、だから彼は笑いっぱなしだったのです。

結局僕は悶々としながらベッドに入り、眠りについたが、赤鬼のような大男に追いかけ回され、最後は捕まって頭からバリバリ喰われるという恐ろしい夢にうなされながら朝を迎えた。

今朝は午前中にフライトがあるので、何か食っておかないと集中力が続かない。

ということで、朝食にキッチンで立ったまま、ご飯に生卵と醤油をぶっかけて食べていた。 と、例の見慣れた赤いトラックが空港のゲートからこちらへ向かってくるのが見えた。

ベッキーだ!! やばい!(なぜやばいのか? それはみんなに昨日のことがバレルからか? それとも昨日の夢が現実になるからか?)

冷や汗をかきながらベッキーを迎える。

その日はスターも一緒に来ていた。 そう、ヒッチハイクの時 ベッキーと一緒にいた黒髪の女の子だ。

背が小さいのだけれど エキゾチックで勝ち気な感じの女の子。

実は この女の子に 九州工大のポンが一目惚れ。(この後暫くしてから聞いたのだけどね。)

みんなが
「Good morning! Becky!, Star!」

「Good mornig, Guys! みんな、おっはよ~!」

「 Hi! Bon. What are you doin’? ボン なにしてるの?」

「Having breakfast. 朝飯」

「What are you eating? 何食べてるの?」

「Rice and egg ご飯と卵」

「Where is egg? どこに卵があるのよ?」

「Putting on rice. ご飯にかけてるんだよ」

「Haaaah? は~~~っ?」

「Raw egg on the rice? 生卵をご飯にかけたの?」 「Yak!! まずそ~!!」

アメリカでは生卵を食べる習慣が無いのかな~ なんて考えながら 生卵かけご飯をかき込んで朝食をフィニッシュした。

ベッキーが突然、

「Bon, why did you leave my house before finishing dinner last night? ボン、何で昨日帰っちゃったの?」

あわわわわ…..

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